モンサンミッシェル|昼

海上に浮かぶ聖山:モン・サン・ミッシェル

パワースポット旅行記 第3弾

フランス西部、ノルマンディー地方の西海岸にそびえる
聖堂・修道院を中心とした孤島「モン・サン=ミッシェル」。

そんな世界遺産の中でも特に人気の高いパワースポットを巡礼してきました。

モン・サン=ミッシェル

アヴランシュ司教オベールが夢の中で大天使ミカエルから三度に渡り「墓の山に聖堂を建てなさい」とお告げを受け、
先住民のケルト人が信仰していた聖地モン・トンブに礼拝堂を作ったのが始まりとされています。
なぜお告げが三度も行われたかというと…オベール教が二度目まではお告げを信じず無視したから(笑)

尚、オベール教の頭蓋骨は今でもサン・ジェルヴェ教会に残されており、
その脳天には二度のお告げを無視されシビレを切らした大天使ミカエルが
額に指を触れて強く命じた際に開いたとされている穴が確認できます。
ミカエルさん、キレ過ぎです…^_^

大天使ミカエル

ラファエル、ガブリエルに並ぶ三大天使の一人で
正義と平和を守る熾天使(15人の大天使たちのリーダー的存在)です。
また、よほど人間にお告げをするのか好きだったのか、
あのジャンヌ・ダルクにも神の啓示を与えたとされています。

尚、モン・サン=ミッシェルにあるサン・ピエール教会の入り口にジャンヌ・ダルクの像が祀られているのですが、
その理由の一つが、100年戦争時代に城塞として使われていたモン・サン=ミッシェルに於いて、
ミカエルのお告げによって100年戦争の立役者となった聖人ジャンヌのご加護を受け、モン・サン=ミッシェルをイングランドの侵略から守ってもらうためだったのではないでしょうか?

パワースポットと呼ばれる所以

大天使ミカエルからの恩恵に与るとされているモン・サン=ミッシェル。

ただの農民の娘だったジャンヌに神の啓示を与えフランスを勝利に導いたことからも紐解ける通り、ミカエルは“正義・信念・活力・健康・守護・浄化”などを司る天使なので

  • 嫌な事があって病んでいる時
  • 新しい環境へ進むための勇気が欲しい時
  • 進むべき道に迷っている時 etc…

などに打って付けのパワースポットなのです。

ちなみに、2017年DeNAトラベルが行った「世界遺産」に関するアンケート調査によると、「プロポーズしたい・されたい世界遺産」の第1位がモン・サン=ミッシェルだったそうです。(参照元:アットプレス
アンケートに答えた方々が知ってか知らずか、モン・サン=ミッシェルは“ミカエルがエゴを浄化し新たな生活へ進む勇気を与えてくれる”と言われているパワースポット。そう、まさにプロポーズをするのに最も適した世界遺産の一つかもしれませんね!

頂上に建つ大聖堂

島最上部の教会に足を踏み入れると、冷房もないのに冷んやりとした空気に包まれます。研ぎ澄まされた空気とでもいうのでしょうか。

深く長い歴史を持つこの島では、多くの方が亡くなっているという事実もあります。フランス革命では修道士達が市民から迫害を受け、殺され、多くの血が流れたそうです。無念の思いも残していることでしょう。
しかしこの島は、現在そのような「念」が無くとても爽やかな印象を受けます。
観光客たちがワクワクした陽のオーラを持ち込んでくることも1つにあると思いますが、大天使ミカエルの所在が最も大きいのでしょう。
島全体を優しいオーラが包み込み、ミカエル本人が島へ訪問した者に祝福を与えてくれているのかもしれません。

泊まりがオススメ

私がモン・サン=ミッシェルを訪れたのは今回が2度目です。
前回は日帰りでの巡礼でしたので、今回は宿泊してみることにしました。

オムレツで有名なお店「ラ・メール・プラール」のホテルに宿泊したのですが、真夏なのに冷房もなく扇風機もなし。。それでも、夜は快適な温度・湿度になるから問題なしです。

なぜ泊まりがおすすめかというと、夜は観光客が居なくなり、聞こえるのは鳥の声と波の音のみという静けさが訪れるからです。

いつもは観光客でごった返している人気の世界遺産でも、静寂の時は訪れるのですね。
そして何と言っても「島の夜景」と「昇る朝日」が最高に美しいのです。

パワースポットに興味がない方でも、この光景を見るという意味で行く価値は大いにあると思います。

アクセス

フランス 〒50170