月と人の関係
古代ローマ時代から、月と星は人間の体に影響を及ぼすと考えられてきました。
月は、約29日をかけて地球のまわりを一周しています。私たち生物にとって一番影響のある天体は月であり、サンゴやウミガメは必ず満月に産卵をします。
女性の生理周期が29日であるように、月の周期は生命の営みと共にあり、子孫を繁栄するためになくてはならない周期とも言えます。
月の周期と共に歴史は作られているのです。
このリズムは、生命が誕生してから未だかつてくずれることない、揺るぎのないリズム。
なんと不思議で正確なのでしょうか、月の動きというものは…
そして同じくらい不思議な物質は「水」。
私達の体の60%は水でできており、この水によって肉体は生きていくことができます。
地球にある水は海水が97.5%を占める。残りの2.5パーセントは淡水(川や水などの飲用可能な水)だそうです。つまり、地球に存在する水のほとんどが海水ということ。
この海水は、1日2回、潮が満ちたり、引いたりと高さが緩やかに変わっていきます。これが潮の満ち引きで、全ては月の引力で起こるものです。この大いなる海水までも動かしていくとは、月のパワーとは、偉大で確かなものだと実感します。
新月、満月とは?
同じ月でも「新月」「満月」「上弦の月」「下弦の月」など、満ちていく月の期間に分けて、月が出すパワー・エネルギーも変わっていきます。
月は約1か月をかけて一周しますが、月の満ち欠けによって私達も「月のエネルギー」の影響を受けます。身体だけでなく心にも影響を与えていきます。
月の満ち欠けごとに月から伝わる「エネルギー」が違うのならば、私達はどう生活したら良いのか。それぞれの期間ごとに見ていきましょう。
【新月】開始、浄化、手放す
太陽と月が重なっている時。
重なっているからこそ、月の姿は見えません。願望や願いが叶いやすいときでもあります。手放す必要がある事柄は浄化させ、デトックスする時期です。
【三日月】前進、学習
新月を0として3日目の時。
新月でスタートさせたことの地盤を固める時期です。子供で例えるとヨチヨチ歩きの時。
【上弦の月】行動、実行
8日目の月。
満月に向かう過程のちょうど半月です。ここから、地固めしていたことを行動に移す時。ヨチヨチ歩きからしっかりと立って、歩いていくイメージ。
【満月】完成、吸収
新月から15日目。
新月で始めたことが実る時期。良い悪い関係なく結果がでる時です。感情的になりやすく人間関係も活発化されやすい。体に取り入れたものがとても吸収しやすいとも言われており、栄養素を摂取すると良い。しかし太りやすい時期でもあります。
【下弦の月】整える、落ち着く、冷静
新月から23日目。
今月の月の満ち欠け(前回の新月)を振り返り、次の新月に向けて何が必要かを考える時期でもあります。比較的冷静さを保てる時なので、話し合いなどに最適です。
【二十六夜(にじゅうろくや)】浄化の準備
新月から26日目。三日月の反対向きです。
あと3日で新しい新月を迎えるため、このあたりで浄化の準備を始めるとスムーズです。瞑想して精神を安定させると良いでしょう。
月の満ち欠けをチェックしていくことで、毎月起こる心境の変化を前もって知ることがでします。そうすることで生きやすくなることもあると思います☆